看護師が単発スポットで働く場合、派遣という働き方との関係について知っておいた方が良い事をまとめてみました。
さて、看護師が派遣で働く場合には法律で取り決めがありました。
正社員になる事を予定として派遣で働く「紹介予定派遣」の求人、社会福祉施設で働く場合、産休などピンチヒッターの期間で働く3つのパターンで派遣が認められます。
それ以外の場合は正社員であれ、パート・アルバイトであれ「紹介、人材紹介」という形態で働くことになりますので、お給料の支払いや社会保険は就業先の業務です。
派遣の場合は、お給料や社会保険などは実際働く就業先(派遣先)ではなくて、派遣会社(人材会社・派遣元)の業務です。
この違いは覚えておくとよいでしょう。
さて、単発スポットで働く場合と派遣について。
単発スポットは1日単位から働けますので、もし派遣でこれを行えば勤務日数うが30日以内の「日雇い派遣」になります。
日雇い派遣は法律上、NGです。
え!単発スポットって派遣じゃないの?って事なのですが、1日単位から働ける健診・検診やイベントの単発バイトを派遣で行う場合には次のようなきまりがあります。
看護師に限らず前職業で認められている日雇い派遣が可能なケースが4つあります。
- 60歳以上の方の派遣
- 雇用保険が適用されていない学生の派遣
- 本業収入500万円以上の方の副業としての派遣
- 世帯収入500万円以上で世帯主以外の方の派遣
キャリアの長い看護師さんで、60歳以上の方なら1日単位で看護師単発派遣バイトが可能です。
これを見ると、ダブル収入で年収500万円以上!と考えて単発バイトをしようと思っている方で60歳未満の看護師は単発バイトができない、と思われるでしょう。
しかし、それは間違いです。
「ダブル収入で年収500万円以上!と考えて単発バイトをしようと思っている方で60歳未満の看護師」は派遣という働き方で30日以内の仕事ができない、というだけで、単発スポットそのもができない、という訳ではありません。
ですので、その辺の事は実際に単発バイトで希望の求人が出てきた時に、応募できるかどうか看護師求人サイトの担当者に確認さた方が良いです。
キャリア、年齢等その方に応じた働き方で、このような法律的な事も踏まえて最適な求人を紹介するのが看護師求人サイト・サービスの仕事ですから。
大事な事は一つ。
その求人は派遣として働くのか?紹介されて働くのか?その就業形態を確認する事。
MCナースネットなど実績のある人材会社はどこも必ずこの事は説明します。
この事は即ちどこから給料をもらって社会保険はどうなるのか?等の事を確認する事なのでとっても大事な事ですからね。